VRとは何か?
こんにちは、Hayatoです。
サンフランシスコ生活もはや2ヶ月。たくさんブログ書くで〜、と意気込んだのにこの体たらくには笑っちゃいますね。
今回はサンフランシスコで情報収集する中で、VR(バーチャル・リアリティ)の可能性を大いに感じたので、そこらへんを書こうと思います。
Index
- VRとは何か?
- VRは本当にくるのか?
VRとは何か?
VRはバーチャルリアリティの略で、「五感の一部を完全にコントロールすることで、機能として本質的に同じ別の環境を再現すること」と自分の中で定義しています。
VRヘッドセットの見た目が強烈なので、視覚と聴覚の再現をVRと誤解される場合もあります。ですが、嗅覚,触覚,味覚の対応も再現する対象によっては採択するべきです。
VRは別環境の再現に注力しているので「没入感が高い」と表現されます。実際に体験してみると分かるのですが、本当に別世界へ行ったような、今までに経験したことのない感覚です。(ここらへんは試してみないとわからないので、PSVRがデモで置いてあるゲームショップへGO!ですね)
しかしVRに関して思考するとき、没入感の高さだけに傾倒してしまうと、いささかVRの本質的な価値に言及しきれていないように感じます。「没入感が高い」と言うのは、「ウェブや動画、テレビよりも」という枕詞が見え隠れしますしね。
では、VRの価値とは何なのでしょうか?僕が思うVRの本質的な価値は、体験そのものにあります。別環境を再現することにより、限りなくその場所にいる体験こそがVRの価値であり、それはコピーアンドペーストが不可能で、共有したくなるものです。この特徴はインターネットとは一線を画す新しい価値であり、存在感を広げていくのではないでしょうか。
インターネットが普及した社会における体験の重要性に関しては、ケヴィン・ケリーがこちらの書籍で繰り返し言及しているので、気になる方は是非。
- 作者: ケヴィン・ケリー
- 出版社/メーカー: NHK出版
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VRは本当にくるのか?
本当にVRはくるのでしょうか?ゲームやライブ、スポーツ観戦の分野などでは既に投資や開発が始まっていますし、そのような特定の分野では普及が進むのは間違いないでしょう。
しかしそれ以外は?現代のスマートフォンのように、あらゆる人々が気軽に、全てのコンテンツをVRで消費するような時代はくるのでしょうか。
もちろん、まだまだユーザーがVRを手軽に楽しむ環境は整ってないし、TechCrunchが指摘しているように、マーケットリーダーも決まっていない混沌とした状況にあります。スマートフォンのように「ながら」が出来ないというのもポイントの一つかもしれません。(Mix Realityのように現実とバーチャルを混在させることも可能ですが、そのぶん体験の価値は下がってしまいます。)
それでも、VRを否定するに足りません。現実とほぼ相違ない体験、それはコピーできない共有したいインタラクティブであるから、テキストや画像はもちろん動画でも得難い体験であり、まるで魔法のような次の世界が来るのかもしれません。