データサイエンティストの登竜門?統計基礎を最速で学ぶなら「統計検定二級」がおすすめ
2016年3月25日にアップデートしました。
こんにちは。Hayatoです。仕事では大きなデータの処理とかそのクリーニングや解析をしています。
大学時代は熱心に勉学に励まなかったこともあり統計的知識が弱く、いつも平均だけだしてパパっと分析済ませちゃったりしていたのです。
しかし時代はデータサイエンティスト!僕もデータクリーナーじゃなくてデータサイエンティストになりたい!ということでGoogleに入社してからこつこつ統計の勉強をしています。
その過程で、基礎を学ぶのに、統計検定二級がとても効率的だったのでご紹介します。
統計検定2級
統計検定2級ってなに?
総務省が後援している統計検定は、日本で一番有名な統計の技術を測る資格試験です。
1級, 2級, 3級とあり、その真ん中のレベルに当たるのが統計検定です。
想定受験者
- プログラマーだけど統計周りの基礎知識がない人。
- データサイエンティストという謎の言葉に憧れているけど統計周りの基礎知識がない人
- 統計周りの基礎知識がない人
なんで統計検定2級がいいの?
統計検定2級は統計の基礎的な範囲である、
- 平均, 分散, 標準偏差
- 単回帰, 相関, 共分散
- 推定, 検定
を理解することが求められるからです。ココらへんをわかってないと、どんなにクリーンで価値のあるデータが目の前に合っても、効果的な分析は難しいと思います。ニューラールネットワークがー、ディープラーニングがーなんて言う前に基礎知識付けましょう。 この範囲なら独学でカバーできるし、会社で働きながらも一日2-3時間くらいを1-2ヶ月やれば受かると思います。
受けるにはどうしたら良いの?
1年に2回の頻度で受験が出来て、合格基準は6割程度の正答数。
まずは統計検定の公式サイトから、受験申し込みをしましょう。
料金は5,000円で、適度な出費が自分の心を戒めてくれます。ここは払うことでやる気を出す、というのが重要なので自分のお金で払うことに意味があると思います (会社ではなく)
合格するのにおすすめの書籍3冊
完全独習 統計学入門
分散を使っての推定や検定は独学ではなかなか掴みづらい部分があります。まずは一番かんたんでわかりやすこの本で推定や検定の種類を感覚的に掴むと、後々の勉強がスムーズに進みます。
数式等もほとんど載っていないため、数学自体が苦手!という方はぜひここから。逆にある程度統計の基礎を掴んでいる、という人はいらないかもしれません。
- 作者: 小島寛之
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2006/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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統計学演習
ある程度統計を理解したら、次はたくさんの問題をとくことです。統計学演習は例題と問題が豊富に載っている(説明は少なめ)ので、解くことで理解を深めてくれるはずです。
ちなみに統計学演習の問題をスムーズに解けるようになれば、統計検定2級の問題はかんたんに感じると思います。
- 作者: 村上正康,安田正実
- 出版社/メーカー: 培風館
- 発売日: 1989/01
- メディア: 単行本
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統計検定 2級 公式問題集
試験2週間前くらいで大丈夫だと思いますが、過去問を解くのが一番合格するのに近いと思います。最後はコレをやりましょう。
日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2012〜2014年]
- 作者: 日本統計学会
- 出版社/メーカー: 実務教育出版
- 発売日: 2015/03/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一番よい勉強法は?
僕もあなたと同じで、テストはだいたい一夜漬け派閥取締役なのですが、ここはコツコツ2ヶ月位かけてじっくり毎日短時間やることをおすすめします。
なぜなら駆け込みで脳に詰めた情報はすぐ忘れちゃうから。
本来の目的は統計検定2級に受かることではなく、統計検定2級を通して統計の基礎を身につけることなので、じっくり毎日少しづつ、というのが良いかと思います。
オラッ!オラオラッ!