15の動詞がわかれば、絶対に英語が喋れるようになる。
英語が喋れるようになるにはどうしたらいいのかみたいな話、週一回くらいはそんな感じの記事が100以上のブクマを集めているような気がしますよね。
僕自身、前職は英語環境だったので英会話については凄く考える機会が多かったです。記事を読み漁ったりそれなりに試してみたが大して効果はなかったように思います。
それでもなんとか英語でコミュニケーションを問題なく取れるくらいにはなったので、その過程で大事だと思ったこと、そしてそれが他の記事であんまり言及されていない動詞の理解について少し書いてみます。
Intro
ここでいう動詞っていうのはだれでも知っているようなすごく簡単な動詞のことです。be, do, make, have, take, give, get とかそこら辺。たぶん全部で15個もないんじゃないかと思います。基本動詞なんて言われたりもしますね。
この動詞を意訳ではなく動作で覚える、というのが割と大事なんですよね。日本語と英語を結びつけて覚えておくと、会話中にどうしても日本語を経由してそれを脳内で英語に変換する、という作業が入ります。これでは会話のスピードとしては圧倒的に遅すぎますし、同じ時間に複数の言語を操るという職人芸になるんですよね。。
例えば、haveという動詞。辞書をひくと、
⦅SVO⦆他動詞1, 2, 7, 17(物性質考え効果を)持っている3, 5, 8, 9(物時間空室責任が)ある 4(人が)いる6(病気に)かかる 12(飲食物を)とる 13a(時を)過ごす13b(会を)開く 13c, 14(治療情報援助を)受ける16(行為を)する 18(赤ん坊を)生む15a〖Can/Could/May I have A?〗Aをいただけますか⦅SVO+⦆他動詞10一緒にいる 24(体を)つかむ⦅SVOC⦆⦅SVO+⦆他動詞19(状態に)保っておく, しておく⦅SVOC⦆他動詞20a…してもらう 21a, 22a…させる〖have to do〗→動詞, 成句
などとたくさん出てきます。全部暗記してそれにぴったり当てはまるタイミングで使う!なんてのも相当努力すればなんとかなるかもしれませんが、、、それよりもhave を「何かが何かにくっついている」くらいのイメージに抽象化して持っておくと、会話の柔軟性にもついていけるようになります。
英会話で使う動詞15個
じゃあ実際に僕が英会話で使っている動詞ってなんだろう?と、録音してカウントしてみました。 実際出てきたのは15個だけで1時間の会話が成立しています。
Get, Have, Do, Take, Give, Make, Be, Want, Hope, Google, Arrive, Help, Understand, Think, Guess,
どれも中学校で覚える英単語ばかりですね。これくらいの基本動詞を骨の髄に染み込ませることで、英語が喋れるようになります。
例えばTake のイメージ
よく聞かれる質問で、Takeの使いドコロがわからないなんて言われたりします。
これたぶんgetとかぶっているからなんですよね。英会話初心者のかたには、Takeは使わずにGetだけ使ってればいいんじゃない?と思うのですが、せっかくなのでTakeとGetの違いに絞って動詞のイメージを解説してみたいと思います。
Take と Get は両方とも「得る」というイメージです。何かを獲得する、というような感じでしょうか。 違いは(僕の中では)凄く些細なものなのですが、Takeは能動的に「取りに行く(ゲットする)」動作を表し、Getは能動受動に関係なく「得る(ゲットする)」みたいな。。。
ちょっとややこしいので例をひとつ
例えば100円玉が道端に落ちていたとします。あなたと友人が同時にその100円に気づきました。友人は僕が貧乏であることを知っているので「Take it(拾えよ)」と促します。僕も貧乏で明日の飯にも困る状態なので、拾った後に一言、「I got it (100円ゲットーーー!!!)」という感じです。
もっと学ぶのにおすすめの本
たぶんこんな微妙な例よりも、以下の本を読むと良いと思います。動詞を感覚として捉えて紹介してくれている唯一の本です。
(*本当は、自分で各動詞の感覚を染み込ませていくのが一番いいと思うのですが、、、ショートカットしたい!というかたはぜひ)
ネイティブスピーカーの単語力〈1〉基本動詞 (Native speaker series)
- 作者: 大西泰斗,ポールマクベイ,Paul Chris McVay
- 出版社/メーカー: 研究社出版
- 発売日: 1999/04
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